絵画倶楽部ブログ

五反田で開かれている絵画教室の生徒さんの作品展示

古いカメラとシマウマ

下絵描き中です
カメラは一見複雑そうですが、最初に形をとらえる時は一つ一つシンプルに、
箱+横になった円筒 としてとらえて組み合わせるとうまくいくと思います。
このモチーフでは、カメラのような機械ものと柔らかい布、木製の動物の温かさが描けると良いかな。と思いました。
この下絵ではシマウマの愛らしい首の傾きがうまくとらえられていますね。

皆さんそれぞれの画風で描かれています。

こちらはバンブーの籠がよく描けています。籠のちょっとした重量感とヒペリカムの少しかさついた葉、布の色の重たいところを、ライチとガラスのコップの軽さで表現は表現としてのバランスは良いのではないでしょうか。
ただ、構図が右側が下がっているので、重さが右によってしまっているともいえるかな。左側手前にもう一つ何かいれてみるとよいかな。葉っぱなど、あまりうるさくなく、色味があるものを。どうかな、ちょっと微妙です。これでも十分素敵だから。

布の模様をていねいに描くことによって、布の柔らかい質感が、そしてコロコロとしたライチも一つ一つ少しずつ違った見方ができていて、とてもよく描けていると思います。
小さなガラスのコップの質感は、いつものようにKさんの表現が生かされ、重くなりがちなモチーフの色を、すっきりと見せていると思います。